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Posted by naturum at

2007年06月08日

南の森 (アカショウビン)

写真がほとんど撮れないままで、この森を歩き回りました。

ヒル対策に急遽買ったゴム長で2日間歩くと、当然ながら歩きにくく筋肉痛と靴擦れが起きます。

歩かないで黙って立っているとヒルが長靴を上ってくるのに、座ってゆっくり待機も出来ず

とほほ・・・でした(笑)

自然の中にお邪魔している身ですから肩身が狭いのは当然なのですが、夜の爆睡が続きました(笑)


写真に撮れなかった野鳥の話もつまらないでしょうから唯一この場所で撮れたアカショウビンのお話を・・・



この子はいつも唐突に現れます。

遠くで鳴声が聞こえたと思っていると、いつのまにかそこにいます(笑)

ですからいつも驚かされます。



もう少しトリミングしてみます。



アカショウビン

夏鳥で全国に飛来してます。
おそらく山歩きをされる方々は独特の「キョロロロー」と尻下がりの声で鳴く声は聞かれたことがあるのではないでしょうか・・・。

姿が似ているカワセミ、ヤマセミの留鳥と同じカワセミ科の鳥ですが、繁殖域は深い森林で古いキツツキ類の古巣やアリ塚などで営巣しています。
食性は森林の沢沿いにいるカエル、トカゲ、サワガニ、昆虫類だそうです。
このバードプールではよくヤゴを食べているようです。




バードプールがあるこの場所では殆んど人間の存在を気にしません。

この場所をテリトリーとするのはこの子で、土日は姿を見せなかったのですが月火は定時に来てくれました。



話では沢ごとに縄張りの境界線があり、別の個体が来てもそこから先には入ってこないという事でバードプールがあるこの場所は独り占めです。

ですからこの子は今季たくさんの野鳥ファンのモデルになることでしょうね(笑)



この日は色々な角度で見せてくれました。

こんなにサービスしてくれて良いのでしょうか・・・(笑)



アカショウビンは意外と多くの個体が全国に散らばって繁殖しています。

皆さんのお近くの山でもし「キョロロロー」と尻下がりの声で鳴く声が聞こえたら、この鳥の姿を思い浮かべて下さい。

きっと気づいたらその森への愛着も少しは増すのではないでしょうか・・・(笑)

  

Posted by fukurou at 23:55Comments(12)旅で出会った鳥たち

2007年06月08日

南の森 その一

6月2日早朝から宮崎へ出かけました。

あいにく宮崎は前日から入梅し、案の定熊本あたりから雨模様、
晴天を待っていても連休が潰れるだけですから、とにかく出ないと!

4時間余りの移動で着いた場所は保護された自然林が残された場所です。

初めの2日間は一日中雨で、しかも自然林の中ですから野鳥の囀りはたくさん聞こえてきますが、
姿を見るのは稀、シャッターを切ることもなく森の中を歩き回りました。

そんな中でも普通にニホンジカの群れと遭遇します。

初めの頃は驚き、珍しくもあり写真に撮りましたが、考えてみたらこういう風な光景が普通なんだと、
改めて麻痺した自分の感覚があるのを知ります。




雨は予想していたのでその対策はしてましたが、それ以外にこの季節ヤマビルがいました。

ヤマビルは森の中に入ると人間の体温、足音、呼吸等に反応して葉っぱから飛びついてきたり、足元から這い上がって皮膚に喰いついてくるそうです。
小さなヒルは吸った血液で膨れ上がり、いっぱいに膨らむと自然に落ちていきますが、
血管を広げる分泌液を出すようで、しばらくは吸われた後も血が止まりません。
気づかない間に衣服が血に染まっているという事もよくあるそうです。
痛くも痒くもありませんが慣れないので気になってしまいます。

山歩きをされる方はよくご存知で対策も万全なのでしょうが、そんなことを知らずに来てしまった私の気持ちを引かせるには充分で、どんどん森の中へ入っていく気持ちになれませんでした(笑)




豊かな自然林では2日間雨が降っても小さな沢でも殆んど水の流れを見ることもありません。
たまに小さなぬかるみがありますが、そこは踏み固められた遊歩道くらいです。




自然林の森の中から聞こえてくる声は

アカショウビンのラブ&コール
ヤイロチョウの求愛の囀り(初めて囀りを聞きました)
アオバトの囀りはいつ聞いてもハトとは思えない(笑)
ツツドリが低音でリズムを引き受けます(笑)
他のキツツキ類もそれに加わり
ゴジュウカラの囀り(初めて囀りを聞きました)
トラツグミの神秘的な囀り

沢沿いへ行くと決まって聞こえる

ミソサザイの高らかな囀り
サンコウチョウのラブ&コール
ヤブサメが森の雰囲気を高めてくれて
オオルリの声も彩りを添えてくれます。

森のどこからでも聞こえてくる

イカルの色々に変化する囀り

キビタキの声はこの森から続く登山口あたりから聞こえてきます。

これらの囀りがたまに重なり森の豊かさを表現するかのように合唱になったりします。
静かに耳を傾けているのは至福の時です。



この囀りを聞きに今年もまた来てしまった。

もちろん録音もしてきましたが、相変らず編集に戸惑っています(笑)
アップロードできればいいのですが・・・。
これからの季節、小型で簡単なボイスレコーダーの方が使い勝手がいいようです。

この森の管理をされているNさんはケイタイの写真機能でヤイロチョウを撮られたそうで、ボイスレコーダーで録音されてました。
脱帽です(笑)

続く・・・。  

Posted by fukurou at 16:46Comments(2)旅で出会った鳥たち