時の香り

  

今季の春の渡りでもノゴマは多くが通過しましたが、

その殆どは声のみか薮の中でチラ見程度でした。


唯一、今季写真に収めた個体、可愛い雌、

幸運でした。




  

渡り途中のノゴマは姿を見る機会は少ないものです。

定点を通過する個体が相当多いのは、囀りや地鳴きをカウントしていると分かります。

ノゴマの鳴き声は様々で、バリエーションも豊富で、

また個体差もあり楽しめます。

今年は多くの鳴き声が録音出来ました。

時間がないのでシーズンが終わってから整理してみます。


ノゴマの渡りは４月２０日前後から５月初め頃までがピーク、

秋は１０月中旬から１１月初旬がピークになります。


写真は海バックのノゴマですが、空抜けにも見えてしまいす(笑)



  

久しぶりのブログ更新です。

冬鳥が寂しかった今季、春の渡りがどうなるか心配していましたが、
種によって差はありますが、ほぼ順調に推移しています。

最近はあまり時間を掛けて写真は撮らないので、歩いていて遭遇する渡りの瞬間を切り取る程度、
証拠さえ撮れれば満足してます。

ここ最近、コマドリの渡りの最盛期に入ったと思われる程多く見られました。
普通は囀りを聞いても、殆ど姿が見れないのが常なのですが、
今季は飛来数も多く、定点を一回りすると、十数ペアとニアミス出来ます。

先日午後の日差しが強い時間帯、渡りの途中の瞬間と思われる、
疲れ果て、餌を探すことに夢中で、私を全く無視するコマドリと遭遇しました。




私の経験では、採餌に夢中で早朝や雨上がりに、そういう個体を見ることは多かったのですが、
今回は真昼間、日々刻々と渡が続いていることを想像させてくれる瞬間でした。

最接近は私の靴紐をかすめるほど、指を出せば乗ってくれそう。
あまりにも距離が近いので双眼鏡も不要で、只々見つめるだけでした。








  

春のホオジロ類の中では常連、毎年ＧＷ前くらいから渡ってくるキマユホオジロ、

採餌に夢中になっている姿を見るのが常だが、

この日は夜明け前後、半逆光ながら海バックの、いかにも渡りの鳥らしい、すっきりした写真が撮れた。


キマユホオジロ



  

４月２５日

前日低気圧が抜けた後、朝から南西の渡りに適した微風で、早朝から至る所から小鳥の囀りで溢れていました。

聞こえてくる囀りだけでもオオルリ、キビタキ、クロツグミ、コマドリ、コルリ、シロハラ、センダイムシクイ、ノゴマ、ヒクイナ、ヤブサメ、コサメビタキ、アオジ、ムジセッカ等、歩くのがちっとも苦にならない。

ヒタキの渡りとしては今期最高を記録した一日、

昼過ぎ、人目も気にせずヒタキの群れの中の一羽でした。


ミヤマヒタキ






  

いつもの事ですがブログの更新は渡りの最盛期に入ると滞ってしまいます。

いつのまにか、秋の渡りが始まる季節になりました。

まだまだ秋の渡りはこれからなので、春の渡りの続きを時間があれば気儘に記事にしたいと思います。



地元での定点観察、クロジョウビタキが今季で２度目の観察となりました。

２回の共通点はいずれも春で、亜種ジョウビタキの渡りの最後の時期、朝からの観察ではなく、いずれも昼から姿を現しました。


今回は雌のクロジョウビタキでした。



２０１３年４月１５日　　　クロジョウビタキ♀







午後３時過ぎ、午後からの２度目の見回り中、突然藪の中で水浴びしていたジョウビタキが姿を見せました。

証拠写真で終わりましたが翼斑は無く、クロジョウビタキの記録として２度目、とても満足でした。


３年前のクロジョビタキ雄

２０１０年４月２９日　　　クロジョウビタキ♂



３年前の初記録は夕方日暮れ前でした。

翌朝には姿は見れませんでした。