2007年05月31日
今年もヒメボタルが飛んだ

満月を前に今年もヒメボタルの季節がやってきました。
5月25日夜には1頭のヒメボタルも確認できなかったのでちょっと油断・・・
今夜はいきなり10頭以上のヒメボタルが飛んでいました。
満月で明るいといっても森の中、闇夜に慣れるまではそこに入り込むにはちょっと勇気が必要、
ヒメボタルにはそれでも明るすぎて森の暗い奥の方からは出てきません。
写真に撮るにはもう少し手前の月明かりで照らされた登山道まで出てくれないと難しいのですが、
それでも今年の初認、とりあえず証拠の写真を撮りました。

今夜のヒメの森は何だか動物の動く気配が多く、奥の方までは行く勇気が出てきません。
夜の森は静かな印象があるかと思いますが、森の住人が枯れ枝を踏む音、フクロウの鳴声、
虫の音、風で竹林が擦れる音とかけっこう賑やかです。
その度に背筋もゾワゾワとしています(笑)
次の休みから連休に入り、久しぶりに遠征へ出たいと思っていたので、
その前にヒメの初認ができて心置きなく旅に出れます。
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2007年05月25日
オオルリ
昨夜仕事帰りにヒメボタルの観察地へ寄って11時頃帰宅。
ヒメの森の入り口のゲンンジもまだ盛期前か僅かしか飛んでいません。
ヒメはやはりまだの様子です。
去年の初認は6月3日だったでしょうか、一昨年もほぼ同じ時期だったので今年もその頃になりそうです。
この場所は岩屋山の麓の住宅街のすぐ近くで、身近な自然として稲佐山のように観光開発もされてなく
長崎の希少な動植物がたくさん生息している場所でもあります。
ヒメボタルの話題から始めましたが、この岩屋山系の中にある式見ダム周辺を今日は散策してきました。
標高100m程の場所にあるこのダム湖は、冬には色々な冬鳥達(オシドリ、シロハラ、ホオジロ類)が姿を見せて楽しめます。
一番いいのは人が少ないという事でしょうか(笑)・・・ゆっくり楽しめます。
旅鳥達が通過してしまったあと、この場所でどんな野鳥達が見れるか余り期待もしないで
フラフラと一周したのですが、何とオオルリが囀っているではないですか!
前回のヤスミでは市民の森(標高200m程)、今日は式見ダムと・・・
もしや、今の季節になってもこの場所で囀るということは、この地を繁殖場所に選んだということ?
長崎でのオオルリは高山へ移動しての繁殖とばかり思い込んでいたし、去年も気づかなかったので
この時期の市内でのオオルリの観察はとても驚いています。
今日は一度もシャッターを切ることなく終わったので写真はありませんが、前回同じように市民の森へ向かう途中にある小ヶ倉ダム周辺((標高150m程)で囀っていたオオルリの写真です。

そこで図鑑の解説をもう一度読み返すと
夏鳥として北海道から九州に渡来し、低山から山地にかけての林に生息し、渓谷に沿った林を好む、枝先に止まって囀ることが多い。(日本の野鳥590より)
オオルリがあまり見れない特別な野鳥と思い込んでいたのに
私の地元でも身近な野鳥だとしたら・・・
嬉しいこの二日(5月20日、24日)の探鳥の記録です!
これから先、この場所のオオルリ達は追跡調査することになるでしょうが、
秋の渡りの時期まで居てくれると思いたいです。
そしてオオルリの写真をいっぱい撮りたいです(笑)
この場所で確認したその他の鳥達
センダイムシクイ、ヤブサメ、ホトトギスその他留鳥カケス2、アオゲラ。
殆んど声だけの確認ですが・・・。
ヒメの森の入り口のゲンンジもまだ盛期前か僅かしか飛んでいません。
ヒメはやはりまだの様子です。
去年の初認は6月3日だったでしょうか、一昨年もほぼ同じ時期だったので今年もその頃になりそうです。
この場所は岩屋山の麓の住宅街のすぐ近くで、身近な自然として稲佐山のように観光開発もされてなく
長崎の希少な動植物がたくさん生息している場所でもあります。
ヒメボタルの話題から始めましたが、この岩屋山系の中にある式見ダム周辺を今日は散策してきました。
標高100m程の場所にあるこのダム湖は、冬には色々な冬鳥達(オシドリ、シロハラ、ホオジロ類)が姿を見せて楽しめます。
一番いいのは人が少ないという事でしょうか(笑)・・・ゆっくり楽しめます。
旅鳥達が通過してしまったあと、この場所でどんな野鳥達が見れるか余り期待もしないで
フラフラと一周したのですが、何とオオルリが囀っているではないですか!
前回のヤスミでは市民の森(標高200m程)、今日は式見ダムと・・・
もしや、今の季節になってもこの場所で囀るということは、この地を繁殖場所に選んだということ?
長崎でのオオルリは高山へ移動しての繁殖とばかり思い込んでいたし、去年も気づかなかったので
この時期の市内でのオオルリの観察はとても驚いています。
今日は一度もシャッターを切ることなく終わったので写真はありませんが、前回同じように市民の森へ向かう途中にある小ヶ倉ダム周辺((標高150m程)で囀っていたオオルリの写真です。

そこで図鑑の解説をもう一度読み返すと
夏鳥として北海道から九州に渡来し、低山から山地にかけての林に生息し、渓谷に沿った林を好む、枝先に止まって囀ることが多い。(日本の野鳥590より)
オオルリがあまり見れない特別な野鳥と思い込んでいたのに
私の地元でも身近な野鳥だとしたら・・・
嬉しいこの二日(5月20日、24日)の探鳥の記録です!
これから先、この場所のオオルリ達は追跡調査することになるでしょうが、
秋の渡りの時期まで居てくれると思いたいです。
そしてオオルリの写真をいっぱい撮りたいです(笑)
この場所で確認したその他の鳥達
センダイムシクイ、ヤブサメ、ホトトギスその他留鳥カケス2、アオゲラ。
殆んど声だけの確認ですが・・・。
2007年05月20日
夏鳥情報(ホトトギス)
長崎市民の森でホトトギス、声だけですが今年初認です。
山頂付近で、森の樹上部を見下ろせる場所で少しだけ粘りましたが、見える範囲には姿は見せません。
時折ツツドリのポポッ ポポッ ポポッ ポポッと森の時報のような声も聞こえます。
日中は特に気温の上昇とともに野鳥の姿が見辛くなっています。
ホトトギスがやってくるともう夏を感じますねぇ~。
夏といえばセミ!
今日ハルゼミ(春蝉)も初認です。

おそらくこの時期にセミの声を聞くのは初めてです。
この時期に松林のある場所へ行ったことが無かったのかもしれません。
最初昼頃に赤ちゃんの産声「オギャァ~」そんな感じで短くセミの声が聞こえ、
時間の経過ととも産声の分布も広がりました。
数時間後には、1頭が鳴き始めると、それを合図に一斉に合唱を始め、
その1頭が鳴き止むとピタリと静かになります。
おもしろい習性です。
セミの写真だけでは寂しいので、この場所でまだ見られるオオルリを・・・

正直この季節になっても市内でオオルリが未だ見れるとは思っていませんでした。
この山へ通じる渓流沿いの山間部でも姿を見たし、幾筋もある山の谷間ひとつに一羽の囀り、そんな感じを受ける程オオルリの囀りがよく聞けました。

ノートリミングだとこの鳥の美しい色がよく分かりますね。
ずっと居て欲しいです。
山頂付近で、森の樹上部を見下ろせる場所で少しだけ粘りましたが、見える範囲には姿は見せません。
時折ツツドリのポポッ ポポッ ポポッ ポポッと森の時報のような声も聞こえます。
日中は特に気温の上昇とともに野鳥の姿が見辛くなっています。
ホトトギスがやってくるともう夏を感じますねぇ~。
夏といえばセミ!
今日ハルゼミ(春蝉)も初認です。

おそらくこの時期にセミの声を聞くのは初めてです。
この時期に松林のある場所へ行ったことが無かったのかもしれません。
最初昼頃に赤ちゃんの産声「オギャァ~」そんな感じで短くセミの声が聞こえ、
時間の経過ととも産声の分布も広がりました。
数時間後には、1頭が鳴き始めると、それを合図に一斉に合唱を始め、
その1頭が鳴き止むとピタリと静かになります。
おもしろい習性です。
セミの写真だけでは寂しいので、この場所でまだ見られるオオルリを・・・

正直この季節になっても市内でオオルリが未だ見れるとは思っていませんでした。
この山へ通じる渓流沿いの山間部でも姿を見たし、幾筋もある山の谷間ひとつに一羽の囀り、そんな感じを受ける程オオルリの囀りがよく聞けました。

ノートリミングだとこの鳥の美しい色がよく分かりますね。
ずっと居て欲しいです。
2007年05月18日
コゲラが元気です。
2007年05月17日
夏鳥の記録(ヤマショウビン)
すっかり更新が遅れてしまいました・・・すみません。
そろそろ夏鳥達の移動も落ち着いてきたのか、このところ静かな森に変わってきました。
この3月後半から続いた賑やかな季節も終盤を迎えたようです。
鳥見を始めた去年は気づかなかった地元の鳥達がこんなに多いとはねぇ~
去年は鳥を見るためにちょくちょく小遠征していたのに・・・
今年は市内を通過する鳥達のごく僅かですが姿を見ることが出来て幸せな季節でした。
カッコウ達が揃ったらおそらく初夏と呼んでもよさそうです。
今日は5月3日に市内で今年初認されたヤマショウビンを公開します。
5月4日と8日の休みに運よく2度も姿を見ることが出来ました。
ヤマショウビン(5月8日撮影)

ブッポウソウ目カワセミ科
大型のカワセミ類
仲間が待つ繁殖地である朝鮮半島からインド東北部まで移動したようです。
抜けないでそのまま繁殖して欲しかったのですが、この大型の野鳥を満足させる自然では無かったと
いうことでしょうか・・・
繁殖相手が同時期に入ってくればその可能性もあったのかもしれませんね。
残念です。

5月4日撮影(雨)
私のレンズでは遠いので見れる画像ではこれくらいが精一杯です。
よく見ると何やら咥えてます。
無理やりトリミングしてみましょう。

カエルがこの場所でのメインの獲物なんでしょう・・・
5月8日にもカエルを食べているシーンを目撃しました。
捕食したカエルを放り投げて咥えなおすシーンです。
こういうシーンに出会えると分かっていればもっと倍率が稼げるデジスコを用意していたのですが、
ちょっと残念な思いを残してしまいました。
まぁ~姿を見れただけでも非常に幸運なことで、高望みと言われそうですが(笑)

以前熊本で見たカワセミもこんな感じで食事のあと、2時間あまりじっと寛ぐ姿を思い出しました。
たまに顔を動かす程度で変化が無いのですが、目の前の光景を映画1本分の時間眺めていても
飽きることがありません。
この鳥一羽で映画のように非日常の世界へ連れて行ってくれます。
普通に通り過ぎる森の中に隠れて暮らす鳥達の世界。
一期一会でこれから先もう出会えない鳥だとしたら準備だけは怠り無くしなくと思ってしまいます。
それにしても、こういう鳥が身近な自然の中で見れる幸せは今回も痛切に感じます。
この場所を毎日管理している方々とも顔見知りになり、たまに立ち話をしていますが、
野鳥にも随分感心をもって頂けるようになっているようで鳥好きとしては嬉しいことです。
こういう自然を守る方々に本当に感謝です。
そろそろ夏鳥達の移動も落ち着いてきたのか、このところ静かな森に変わってきました。
この3月後半から続いた賑やかな季節も終盤を迎えたようです。
鳥見を始めた去年は気づかなかった地元の鳥達がこんなに多いとはねぇ~
去年は鳥を見るためにちょくちょく小遠征していたのに・・・
今年は市内を通過する鳥達のごく僅かですが姿を見ることが出来て幸せな季節でした。
カッコウ達が揃ったらおそらく初夏と呼んでもよさそうです。
今日は5月3日に市内で今年初認されたヤマショウビンを公開します。
5月4日と8日の休みに運よく2度も姿を見ることが出来ました。
ヤマショウビン(5月8日撮影)

ブッポウソウ目カワセミ科
大型のカワセミ類
仲間が待つ繁殖地である朝鮮半島からインド東北部まで移動したようです。
抜けないでそのまま繁殖して欲しかったのですが、この大型の野鳥を満足させる自然では無かったと
いうことでしょうか・・・
繁殖相手が同時期に入ってくればその可能性もあったのかもしれませんね。
残念です。

5月4日撮影(雨)
私のレンズでは遠いので見れる画像ではこれくらいが精一杯です。
よく見ると何やら咥えてます。
無理やりトリミングしてみましょう。

カエルがこの場所でのメインの獲物なんでしょう・・・
5月8日にもカエルを食べているシーンを目撃しました。
捕食したカエルを放り投げて咥えなおすシーンです。



こういうシーンに出会えると分かっていればもっと倍率が稼げるデジスコを用意していたのですが、
ちょっと残念な思いを残してしまいました。
まぁ~姿を見れただけでも非常に幸運なことで、高望みと言われそうですが(笑)

以前熊本で見たカワセミもこんな感じで食事のあと、2時間あまりじっと寛ぐ姿を思い出しました。
たまに顔を動かす程度で変化が無いのですが、目の前の光景を映画1本分の時間眺めていても
飽きることがありません。
この鳥一羽で映画のように非日常の世界へ連れて行ってくれます。
普通に通り過ぎる森の中に隠れて暮らす鳥達の世界。
一期一会でこれから先もう出会えない鳥だとしたら準備だけは怠り無くしなくと思ってしまいます。
それにしても、こういう鳥が身近な自然の中で見れる幸せは今回も痛切に感じます。
この場所を毎日管理している方々とも顔見知りになり、たまに立ち話をしていますが、
野鳥にも随分感心をもって頂けるようになっているようで鳥好きとしては嬉しいことです。
こういう自然を守る方々に本当に感謝です。
2007年05月09日
旅鳥の記録(シロハラホオジロ)
4月28日にキマユホオジロを記事にしましたが、
同じホオジロ科の二羽目の鳥です。
まずは写真を
シロハラホオジロ

皆さん、ホオジロはお馴染の鳥なのでお分かりかと
思いますが、どこが違うの?
私もそう思いました。
この鳥が目の前に現れても、「ホオジロか・・・」
もしかしてそれで終わるかもしれません。
おそらくそれまでそんな風に見落としていたのだと思います。

このシロハラホオジロの特徴は↑の写真で分かると思いますが、正面から見て
白斑が「大」の字に見えることです。
この個体はおそらく色が薄いので雌だと思います。
雄はもっと黒い顔です。
私はこのシロハラホオジロの事を「大ちゃん」と・・・勝手に呼ぶことにします(笑)
ホオジロも奥が深いです・・・。 続きを読む
同じホオジロ科の二羽目の鳥です。
まずは写真を
シロハラホオジロ

皆さん、ホオジロはお馴染の鳥なのでお分かりかと
思いますが、どこが違うの?
私もそう思いました。
この鳥が目の前に現れても、「ホオジロか・・・」
もしかしてそれで終わるかもしれません。
おそらくそれまでそんな風に見落としていたのだと思います。

このシロハラホオジロの特徴は↑の写真で分かると思いますが、正面から見て
白斑が「大」の字に見えることです。
この個体はおそらく色が薄いので雌だと思います。
雄はもっと黒い顔です。
私はこのシロハラホオジロの事を「大ちゃん」と・・・勝手に呼ぶことにします(笑)
ホオジロも奥が深いです・・・。 続きを読む