2006年12月09日
菊池渓谷散策(ミソサザイ)
兜岩展望所より阿蘇町の夜明け

菊池川最上流部にある菊池渓谷へ着いたのは午前4時頃
入り口の駐車場で少し横になって明るくなるのを待つつもりでしたが
ここから15分程度の阿蘇外輪山の夜明けをと・・・。
標高が1000m近くありますから寒いです。
霜が降りているのも暗いながらも分かりました。
普通ならこのあとの太陽が昇るのを待つのでしょうが、メインは野鳥
オレンジ色の空の変化と追いかけっこしながら渓谷入り口へ戻りました(笑)
夜明けは早いです。
駐車場ではもうライトも不要、コゲラ、エナガ、シジュウカラの群れが来ていました。
もちろん誰も居ません。
渓谷入り口から川を眺めるとカワガラスガもう潜りながら朝食に夢中です。
本当にここはカワガラスが多いところです。
その入り口にある売店の脇から飛び出してきた一羽の鳥・・・
「火の用心」の横幕に止まりました。
まだ、渓谷に入ったばかりで準備が出来てなかったので見事写真がブレました。
まだ暗いので望遠で1/8秒のシャッタースピード・・・当たり前ですね(笑)
でも何とかそれと判る写真がはじめて撮れました!

ミソサザイ
日本でもっとも小さい野鳥のひとつ
薄暗い場所を好み、姿を見つけてもすぐに藪の中へ入り込んでしまいます。
コケの多い岩場、倒木、渓谷を移動しながら地表付近で虫をつついて食べています。
これまで地元の低山の渓谷でこれまで見たり聞いたりしたことはありません。
以前この地を訪れた折も一瞬見かけていました。
早朝の夜明けならでは?こんなに開けた場所でも出てきます。
何といってもこの鳥の特徴は囀りの美しさ、楽しさにあります。
イカルの紹介でも同じことをいいましたが、イカル以上に好きな声です!
さえずりが複雑でとても長く
しかもこんな小さな身体でとても大きな声を出します。
また、是非調べて聞いてみて下さい。
渓谷でこの声が聞こえたらすぐに分かります。
さえずりもこの後何度となく渓流沿いの散策の途中に聞きました。
この時期でも囀っているのも不思議ですが
春になると少し目立つ場所で必死に囀る姿が見れるようになると思います。

そして、初めて見た野鳥3種目カケスもこの場所で出会いました。
藪の中からひょっこり現れ、目が合ってすぐに戻って行きましたが、美しい色です!
写真を撮るだけの時間はありませんでしたが、ブログで見慣れていますのですぐに分かりました(笑)
カケスの声も散策の途中で一度聞きました。
姿に似合わずちょっと濁声でしょうか(笑)
声を聞くとカラス科というのも何だか理解できない訳ではないですが、姿だけではちょっとイメージ出来ませんね。
早朝の観光地、いつも見慣れた場所でも違う姿がそこにはあります。

つづく・・・

菊池川最上流部にある菊池渓谷へ着いたのは午前4時頃
入り口の駐車場で少し横になって明るくなるのを待つつもりでしたが
ここから15分程度の阿蘇外輪山の夜明けをと・・・。
標高が1000m近くありますから寒いです。
霜が降りているのも暗いながらも分かりました。
普通ならこのあとの太陽が昇るのを待つのでしょうが、メインは野鳥
オレンジ色の空の変化と追いかけっこしながら渓谷入り口へ戻りました(笑)
夜明けは早いです。
駐車場ではもうライトも不要、コゲラ、エナガ、シジュウカラの群れが来ていました。
もちろん誰も居ません。
渓谷入り口から川を眺めるとカワガラスガもう潜りながら朝食に夢中です。
本当にここはカワガラスが多いところです。
その入り口にある売店の脇から飛び出してきた一羽の鳥・・・
「火の用心」の横幕に止まりました。
まだ、渓谷に入ったばかりで準備が出来てなかったので見事写真がブレました。
まだ暗いので望遠で1/8秒のシャッタースピード・・・当たり前ですね(笑)
でも何とかそれと判る写真がはじめて撮れました!

ミソサザイ
日本でもっとも小さい野鳥のひとつ
薄暗い場所を好み、姿を見つけてもすぐに藪の中へ入り込んでしまいます。
コケの多い岩場、倒木、渓谷を移動しながら地表付近で虫をつついて食べています。
これまで地元の低山の渓谷でこれまで見たり聞いたりしたことはありません。
以前この地を訪れた折も一瞬見かけていました。
早朝の夜明けならでは?こんなに開けた場所でも出てきます。
何といってもこの鳥の特徴は囀りの美しさ、楽しさにあります。
イカルの紹介でも同じことをいいましたが、イカル以上に好きな声です!
さえずりが複雑でとても長く
しかもこんな小さな身体でとても大きな声を出します。
また、是非調べて聞いてみて下さい。
渓谷でこの声が聞こえたらすぐに分かります。
さえずりもこの後何度となく渓流沿いの散策の途中に聞きました。
この時期でも囀っているのも不思議ですが
春になると少し目立つ場所で必死に囀る姿が見れるようになると思います。

そして、初めて見た野鳥3種目カケスもこの場所で出会いました。
藪の中からひょっこり現れ、目が合ってすぐに戻って行きましたが、美しい色です!
写真を撮るだけの時間はありませんでしたが、ブログで見慣れていますのですぐに分かりました(笑)
カケスの声も散策の途中で一度聞きました。
姿に似合わずちょっと濁声でしょうか(笑)
声を聞くとカラス科というのも何だか理解できない訳ではないですが、姿だけではちょっとイメージ出来ませんね。
早朝の観光地、いつも見慣れた場所でも違う姿がそこにはあります。

つづく・・・
Posted by fukurou at 19:44│Comments(10)
│旅で出会った鳥たち
この記事へのコメント
こんばんわ、guitarbirdです
案内板のキジバトの色が妙ですね・・・(笑)・・・
カケスはこちらとは亜種が違いますが、
きっと生活史などは変わらないのだろうなと思います。
ミソサザイは冬になると旭山周辺に降りてきていて、
うちの庭で鳴いていることも珍しくありません。
4月になると、未明に囀っているのが、ちょっと不気味です(笑)。
案内板のキジバトの色が妙ですね・・・(笑)・・・
カケスはこちらとは亜種が違いますが、
きっと生活史などは変わらないのだろうなと思います。
ミソサザイは冬になると旭山周辺に降りてきていて、
うちの庭で鳴いていることも珍しくありません。
4月になると、未明に囀っているのが、ちょっと不気味です(笑)。
Posted by guitarbird at 2006年12月09日 19:51
guitarbirdさん こんばんは
ほとんど掲示板も撮ってきましたが、ここの掲示板はイマイチです(笑)
カケスはまだ謎が多いままです。
飛んでくるかと思いきや、ミソサザイのように林の奥の藪からの登場でしたから(笑)
地元で、カケスの気配を感じたことがありません。
ある程度高山が棲家なんでしょうか・・・。
ミソサザイはやはり冬になると低地まで降りてくるんですね。
庭先で囀るとは・・・贅沢です(笑)
次に登場する鳥もguitarbirdさんが大好きな鳥で、自分も一目惚れしました。
ほとんど掲示板も撮ってきましたが、ここの掲示板はイマイチです(笑)
カケスはまだ謎が多いままです。
飛んでくるかと思いきや、ミソサザイのように林の奥の藪からの登場でしたから(笑)
地元で、カケスの気配を感じたことがありません。
ある程度高山が棲家なんでしょうか・・・。
ミソサザイはやはり冬になると低地まで降りてくるんですね。
庭先で囀るとは・・・贅沢です(笑)
次に登場する鳥もguitarbirdさんが大好きな鳥で、自分も一目惚れしました。
Posted by fukurou at 2006年12月09日 20:09
こんばんは^^
すばらしい朝焼け写真にまず釘付けに。
山と裾野と平野と。暗い分、大地の印象がより強まるものなのですね。
ミソサザイ、見たとき「ああっこの子かも」と思いました。
今年の秋口から、上勝、剣山、とで続けざまに茶色の小柄な小鳥を見ていたのです。
タブンこの子だー。名前がわかってよかったです!
とっても充実した鳥見の時間だったようですね。
記事、じっくり拝見させていただきます(⌒ー⌒)
すばらしい朝焼け写真にまず釘付けに。
山と裾野と平野と。暗い分、大地の印象がより強まるものなのですね。
ミソサザイ、見たとき「ああっこの子かも」と思いました。
今年の秋口から、上勝、剣山、とで続けざまに茶色の小柄な小鳥を見ていたのです。
タブンこの子だー。名前がわかってよかったです!
とっても充実した鳥見の時間だったようですね。
記事、じっくり拝見させていただきます(⌒ー⌒)
Posted by harry at 2006年12月09日 20:25
harryさん 復活ですね!
「小鳥のさえずり」さんはミソサザエと愛称として読んでいるようです。
サザエにミソ・・・美味そうです(笑)
是非、複雑な鳴声も聞いておいて下さい。
反復して覚えようとしても覚えられませんでした(笑)
「小鳥のさえずり」さんはミソサザエと愛称として読んでいるようです。
サザエにミソ・・・美味そうです(笑)
是非、複雑な鳴声も聞いておいて下さい。
反復して覚えようとしても覚えられませんでした(笑)
Posted by fukurou at 2006年12月09日 20:48
こんばんは
雄大な風景ですね。
そして最後の写真も自然が豊かですばらしいところのようですね。
夜が明けてしばらくの薄暗い時間に出てくると分かっていても写真は困難ですね。
fukurouさんの熱心さには脱帽です。
雄大な風景ですね。
そして最後の写真も自然が豊かですばらしいところのようですね。
夜が明けてしばらくの薄暗い時間に出てくると分かっていても写真は困難ですね。
fukurouさんの熱心さには脱帽です。
Posted by ADIA at 2006年12月09日 21:19
ADIAさん こんばんは
このブログを始めるまで阿蘇通いをしていました。
この外輪山が大昔8000m級の阿蘇山だったと想像するとこの雄大さも納得です。
今度はもう少し明るくなってから渓谷には入ることにします(笑)
このブログを始めるまで阿蘇通いをしていました。
この外輪山が大昔8000m級の阿蘇山だったと想像するとこの雄大さも納得です。
今度はもう少し明るくなってから渓谷には入ることにします(笑)
Posted by fukurou at 2006年12月10日 00:20
おはようございますjuiceです。
綺麗な朝焼けですね。冷えた空気まで伝わってきます。ミソササイのさえずり聞きたいものですね~。知らない物がまだまだ沢山で、楽しみいっぱいです。カケスは、目つき悪いですね(笑)それが、特徴なんでしょうが・・・・・。でも、綺麗ですよね~。また会いたいなぁ~。
綺麗な朝焼けですね。冷えた空気まで伝わってきます。ミソササイのさえずり聞きたいものですね~。知らない物がまだまだ沢山で、楽しみいっぱいです。カケスは、目つき悪いですね(笑)それが、特徴なんでしょうが・・・・・。でも、綺麗ですよね~。また会いたいなぁ~。
Posted by juice at 2006年12月10日 07:20
juiceさん 遅くなりすみません。
ミソのさえずりの声量はすばらしく大きいですよ!
実際は人間が聞ける周波数を超えた音も出しているそうです。
ネットでさえずりの写真も見ましたが、全身を使ってさえずる様は絶対見てみたい姿です。
さえずり、森の中で聞こえてくると本当に豊かな自然の場所にやってきたと実感します。
ちなみに、宮崎の御池とこの場所以外では聞いたことがありません。
カケスはほんの一瞬しか見れませんでした。
じっくり見たいものです。
ミソのさえずりの声量はすばらしく大きいですよ!
実際は人間が聞ける周波数を超えた音も出しているそうです。
ネットでさえずりの写真も見ましたが、全身を使ってさえずる様は絶対見てみたい姿です。
さえずり、森の中で聞こえてくると本当に豊かな自然の場所にやってきたと実感します。
ちなみに、宮崎の御池とこの場所以外では聞いたことがありません。
カケスはほんの一瞬しか見れませんでした。
じっくり見たいものです。
Posted by fukurou at 2006年12月11日 22:19
ミソサザイの囀りは、まさに森の奥から聞こえてくるような澄んだ声ですね♪
それに比し、カケスは煩いカラスという感じに思えます。(笑)
fukurouさんの写真を見ながら、さえずりのHPで声を聞いていると鳥身が実感できます。
それに比し、カケスは煩いカラスという感じに思えます。(笑)
fukurouさんの写真を見ながら、さえずりのHPで声を聞いていると鳥身が実感できます。
Posted by Chum88 at 2006年12月12日 10:27
chumさん こんばんは
ミソは独特なさえずりで一度聞くと覚えてしまいます。
これで、皆さん聞かれた方は、ミソサザイが鳴いていると分かるでしょうね!
カケスは意外な出方で驚きました。
まったく予想していなかったです(笑)
姿が見えなくても、さえずりを知っているとイメージできて楽しいです!
ミソは独特なさえずりで一度聞くと覚えてしまいます。
これで、皆さん聞かれた方は、ミソサザイが鳴いていると分かるでしょうね!
カケスは意外な出方で驚きました。
まったく予想していなかったです(笑)
姿が見えなくても、さえずりを知っているとイメージできて楽しいです!
Posted by fukurou at 2006年12月12日 23:53
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