2006年03月10日
続)出水のツル
今日はざっとですが出水のツルの半日を上げます。
昼間は近くにあるクレインパークいずみというツルの博物館へ出かけていました。
まず、自分が現地へ着いた夜中の様子・・・といっても画像はありません(笑)
ツルたちは各々のねぐらと呼ばれる場所に大きな集まりを形成して寝ています。
夜中でもツルの鳴声は時折聞こえてくるし、全てのツルが寝入っているわけではなさそうです。
声の方向から集団でいるというのは分かりました。 闇の中ですからいっそう神経が鋭くなります。
着いたことの実感でいっぱいになりました。

早朝の「ねぐら」の様子
片足立ちで羽に顔をうずめて寝ているとの事です。
空が白むのと比例して「ねぐら」での鳴声がどんどん大きくなり、朝を迎えます。
朝6時半、夜明けとともにツルたちは大小様々な群れで各々の餌場へと飛び立ちます。
早朝ということでこの光景は独り占め!!
鳥の道が出来ているように餌場への方向が決まっています。
その道を次々と群れ、家族、単独・・・と飛び立つ姿は第一のクライマックスです。

正常な親子の編隊・・・ネベヅルは卵を2個産み子供2羽と両親で4羽の単位で動きます。
3羽だと子供がうまく成長出来なかったとみていいそうです。
遅れながら子供が飛んでいる姿をよく見ました。 愛らしい姿です。
しばらくすると餌場へ飛んでいったツルたちはまた同じような編隊飛行で戻ってきます。
そう、ツル観測センターでの餌の時間が近づいてくるのです。

朝7時半頃、軽トラで初めは穀物類、8時半頃から凍ったきびな?
北帰行が近づくとこの魚のメニューが加わるとか、脂肪分を取りスタミナをつける為だそうです。
餌を待ちわびているのはツルだけではなくサギ類、カラス等入り乱れます。

保護区域に近づく軽トラをほとんど全てのツルの視線がいくのはプリントの着物みたいで何だか面白かったです。
1万羽を超えるツルの食べ物はこうでもしないと自然状態では無理ですね。
以前数千羽の越冬ツルを支えた出水の自然も今はないようですね。
餌がまかれた後の様子です。

しばらく餌を食べた後、田んぼの中で水を飲んだり、田んぼの中で餌を探す行動が続きます。


おきまりの毛づくろい、猫といっしょ(笑)
北帰行が近づく頃、繁殖期も近づいているのでツルのダンス、鳴き合い等が始まります。




見ていてちっとも飽きません。
しばらくするとツルも隣の田んぼへ移動したり、自分の餌場への異動となり昼間の観察センター前は少しずつバラバラと群れが広がりゆっくりした時間が流れます。
団体さまがやってくるのはおよそこうした時間帯になります。
それでも皆さん喜んで風景を切り取って帰られているようです。
せっかく来たのに朝の光景を見れないのはちょっと惜しい気がしますね。
そして夕方になるとまた戻ってくるツルを見られる訳なんですが、定番の夕陽の中のツルのシルエットは飽きの来ない風景ですね。

今回は北帰行を見に出かけた訳なんですが、あいにくの雨、と翌日も晴れましたが風が強すぎたようです。
北帰行の飛び方は上昇気流を捕らえて常より高く旋回しながら飛ぶそうで、そうした行動は一度も試みる固体もありませんでした。
残念な面もありましたが、その代わりじっくりと観察できたようで、それはそれでいい時間が持てたと思っています。
昼間は近くにあるクレインパークいずみというツルの博物館へ出かけていました。
まず、自分が現地へ着いた夜中の様子・・・といっても画像はありません(笑)
ツルたちは各々のねぐらと呼ばれる場所に大きな集まりを形成して寝ています。
夜中でもツルの鳴声は時折聞こえてくるし、全てのツルが寝入っているわけではなさそうです。
声の方向から集団でいるというのは分かりました。 闇の中ですからいっそう神経が鋭くなります。
着いたことの実感でいっぱいになりました。
早朝の「ねぐら」の様子
片足立ちで羽に顔をうずめて寝ているとの事です。
空が白むのと比例して「ねぐら」での鳴声がどんどん大きくなり、朝を迎えます。
朝6時半、夜明けとともにツルたちは大小様々な群れで各々の餌場へと飛び立ちます。
早朝ということでこの光景は独り占め!!
鳥の道が出来ているように餌場への方向が決まっています。
その道を次々と群れ、家族、単独・・・と飛び立つ姿は第一のクライマックスです。
正常な親子の編隊・・・ネベヅルは卵を2個産み子供2羽と両親で4羽の単位で動きます。
3羽だと子供がうまく成長出来なかったとみていいそうです。
遅れながら子供が飛んでいる姿をよく見ました。 愛らしい姿です。
しばらくすると餌場へ飛んでいったツルたちはまた同じような編隊飛行で戻ってきます。
そう、ツル観測センターでの餌の時間が近づいてくるのです。
朝7時半頃、軽トラで初めは穀物類、8時半頃から凍ったきびな?
北帰行が近づくとこの魚のメニューが加わるとか、脂肪分を取りスタミナをつける為だそうです。
餌を待ちわびているのはツルだけではなくサギ類、カラス等入り乱れます。
保護区域に近づく軽トラをほとんど全てのツルの視線がいくのはプリントの着物みたいで何だか面白かったです。
1万羽を超えるツルの食べ物はこうでもしないと自然状態では無理ですね。
以前数千羽の越冬ツルを支えた出水の自然も今はないようですね。
餌がまかれた後の様子です。
しばらく餌を食べた後、田んぼの中で水を飲んだり、田んぼの中で餌を探す行動が続きます。
おきまりの毛づくろい、猫といっしょ(笑)
北帰行が近づく頃、繁殖期も近づいているのでツルのダンス、鳴き合い等が始まります。
見ていてちっとも飽きません。
しばらくするとツルも隣の田んぼへ移動したり、自分の餌場への異動となり昼間の観察センター前は少しずつバラバラと群れが広がりゆっくりした時間が流れます。
団体さまがやってくるのはおよそこうした時間帯になります。
それでも皆さん喜んで風景を切り取って帰られているようです。
せっかく来たのに朝の光景を見れないのはちょっと惜しい気がしますね。
そして夕方になるとまた戻ってくるツルを見られる訳なんですが、定番の夕陽の中のツルのシルエットは飽きの来ない風景ですね。
今回は北帰行を見に出かけた訳なんですが、あいにくの雨、と翌日も晴れましたが風が強すぎたようです。
北帰行の飛び方は上昇気流を捕らえて常より高く旋回しながら飛ぶそうで、そうした行動は一度も試みる固体もありませんでした。
残念な面もありましたが、その代わりじっくりと観察できたようで、それはそれでいい時間が持てたと思っています。
Posted by fukurou at 00:08│Comments(4)
│出会った鳥たち
この記事へのコメント
こんばんわ、guitarbirdです
よかったですね、行ってみて。
私もオホーツクに行って流氷はなかったんですが、
でも行って失敗したとか、損したとか、そんなことは全然思わなかったし、
行ってみるとなにがしか掴めるものがあって、
それは決して小さくないものですよね。
トビも入り乱れてましたでしょうか?
ここくらい有名で観光収入があるようになると、
サポート体制としてはもう大丈夫かな、という気はします。
やっぱり7羽のマナを探すのは、写真でも大変ですね。
もっと少ない種類のツルも、来年は探してみてください!
よかったですね、行ってみて。
私もオホーツクに行って流氷はなかったんですが、
でも行って失敗したとか、損したとか、そんなことは全然思わなかったし、
行ってみるとなにがしか掴めるものがあって、
それは決して小さくないものですよね。
トビも入り乱れてましたでしょうか?
ここくらい有名で観光収入があるようになると、
サポート体制としてはもう大丈夫かな、という気はします。
やっぱり7羽のマナを探すのは、写真でも大変ですね。
もっと少ない種類のツルも、来年は探してみてください!
Posted by guitarbird at 2006年03月10日 17:32
こんばんは、やっとヒマになりました。
…しっかし!
編隊飛行くらいならきれいに見えますが、こんだけウジャウジャいるとなんかちょっとビミョ~かも(笑)。ついつい朝の雑踏のヒトだらけな街を思い出してしまいました(´へ`;)。
でも、コレだけいるのは確かに貴重ですね。
感覚的にはやっぱ編隊飛行の写真がいちばんシックリきます。
…しっかし!
編隊飛行くらいならきれいに見えますが、こんだけウジャウジャいるとなんかちょっとビミョ~かも(笑)。ついつい朝の雑踏のヒトだらけな街を思い出してしまいました(´へ`;)。
でも、コレだけいるのは確かに貴重ですね。
感覚的にはやっぱ編隊飛行の写真がいちばんシックリきます。
Posted by そると at 2006年03月10日 22:02
guitarbirdさん こんばんは
確かにフイールドへ出て、それが近くでも、遠くでも出かけて失敗したと思うことはありませんね。
どんなに小さな事でも何かしら新しい発見があるし、帰宅してから調べる事で少しずつ対象に対する知識も興味も深まる事が多いですね。
却って出なかった事の後悔の方が大きいです。
まだ出水の記事は上げたいと思っているのですが、時間が必要だし、買ってきた本も読まないといけません。
それに川流れもしないと・・・(笑)
トビもたくさん上空には飛んでますが、市街地で見るトビと違い遠巻きにしています。 スキあらば・・・のスタイルでしょうか?
マナヅルですね、遠くで羽を広げたような、飛び去る姿がマナでは?と思うシーンもありましたが、アオサギが多くて困ったものでした。(笑)
今回の記事はこれから観光ででも出水へ出かける人が検索してキーワードで引っ掛り、ぜひ朝から見て欲しいから大まかな記事にしてます。
せっかく行くのに「もったいない」ですからね。
確かにフイールドへ出て、それが近くでも、遠くでも出かけて失敗したと思うことはありませんね。
どんなに小さな事でも何かしら新しい発見があるし、帰宅してから調べる事で少しずつ対象に対する知識も興味も深まる事が多いですね。
却って出なかった事の後悔の方が大きいです。
まだ出水の記事は上げたいと思っているのですが、時間が必要だし、買ってきた本も読まないといけません。
それに川流れもしないと・・・(笑)
トビもたくさん上空には飛んでますが、市街地で見るトビと違い遠巻きにしています。 スキあらば・・・のスタイルでしょうか?
マナヅルですね、遠くで羽を広げたような、飛び去る姿がマナでは?と思うシーンもありましたが、アオサギが多くて困ったものでした。(笑)
今回の記事はこれから観光ででも出水へ出かける人が検索してキーワードで引っ掛り、ぜひ朝から見て欲しいから大まかな記事にしてます。
せっかく行くのに「もったいない」ですからね。
Posted by fukurou at 2006年03月10日 22:20
そるとさん こんばんは
編隊飛行、よく分かります。
これが出水でなく、他の地方で一羽でもツルを見ることが出来たなら、おそらくこれ以上の感激があるのかもしれません。でも、現実は他の地方の自然環境が悪化してどんどん難しい状況になってきているのは事実なのかも、です。
諫早干拓地にも以前は越冬した記録があるので尚更それを感じます。
編隊飛行、よく分かります。
これが出水でなく、他の地方で一羽でもツルを見ることが出来たなら、おそらくこれ以上の感激があるのかもしれません。でも、現実は他の地方の自然環境が悪化してどんどん難しい状況になってきているのは事実なのかも、です。
諫早干拓地にも以前は越冬した記録があるので尚更それを感じます。
Posted by fukurou at 2006年03月10日 22:26
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