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2006年12月05日

憧れのヤマセミ

前の記事からの続きです。

いつもなら10時頃になるとヤマセミがやってくるという・・・

そのちょうど10時頃・・・・

あぁぁぁ~・・・思わず声を上げたそうです(苦笑)

やってきました・・・地元の白い軽トラ・・・


憧れのヤマセミ


地域の生活に密着した川で、この場所は川際まで車を降ろすことができます。

そこで汚れた車を洗い流したり、色々な作業をするのに河原までやってくるそうです。

私のレンズの目の前に止まりました。


憧れのヤマセミ


「写真ですか?・・・どかしましょうか?」

「いえいえ・・・どうぞ・・・」

顔は引き攣っていたかもしれません(笑)

もう、こうなればコーヒーを煎れるしかありません。

目の前の美しい光景を眺めながらひねもすさんと美味しいコーヒーを頂きました。

こういうブレイクも入れてもっと楽しみなさいと言われたようなハプニングでした。

ひねもすさんとは11時頃お別れ・・・昼から仕事なのにお付き合い有難うございました。

憧れのヤマセミ

野鳥の出も悪くなり諦めかけて、一度12時頃道具を少しだけ運んで車まで戻りました。

元の場所へ戻った途端、目の前を水面ぎりぎりに青白く輝いて見える大きな鳥が川下へ低空で飛んで行きます!

一瞬その大きな姿に戸惑いましたが、ヤマセミだぁ~!

12時18分でした。

それで、またしばらく観察を続けることになり待っていると川下からまた戻ってきたのか目の前を通り過ぎましたが、40m程先の木の陰の中へ入っていきます。

12時50分

私の場所からはちょうどその茂みの中が見通せました。

憧れのヤマセミ

実際の見た目に近く現像しました。

白いヤマセミの色が藪の中で浮かび上がって神秘的です!

ようやく見れた野鳥その2です(笑)


ヤマセミ

憧れのヤマセミ

ブッポウソウ目カワセミ科

全国で留鳥または漂鳥、山地の谷や渓流、湖沼などに生息。
日本産カワセミでは最大でキジバトより大きい

距離が離れている為か、ヤマセミの方もおそらくいつもの身を隠す為の枝に止まって安心しているのか、この場所から動きません。

13時30分

止まり木に胸を落とし、すっかり休憩のポーズです。

憧れのヤマセミ

写真を何枚撮っても同じ写真・・・動きたいけど動けない・・・
ずっとジレンマと戦っていました(笑)

13時31分

なんと別個体のヤマセミが下流から飛んできました!

同時に2個体が見れたのです!

止まっていたヤマセミも驚いたのか、後を追うように飛び立ちました。

しかし、追いかけたのは30m程、またこちらからは見えない藪の中へ入り込みました。

どうやら夫婦ではなさそうです。

縄張りに入ってきた為の威嚇だったようです。

ヤマセミの姿は見れなくても鳴声は10分置きくらいに聞こえてきます。

まだ、居ます!

目の前の竹薮からは、コゲラがしきりに竹の乾いたドラミング音が響いてきました。

いつも聞く音と違い、竹が楽器となって大きな響き・・・甲高い音が下から上、移動してはまた繰り返し・・・20分くらいの演奏会でした(笑)

14時40分

それまでに目の前の水面を2度100m程飛んで往復して、再び藪へ消えるその繰り返しでした。

この場所で繁殖しているのか?それとも余程いい猟場なのかよく分かりません。

少なくとも私の存在を嫌がっているのはダイブをしないのを見ると分かり、その場を去りました。


2時間半余り・・・ヤマセミの気配をずっと感じながら至福の時間でした!

もしかして私が思っていたよりヤマセミは身近に居るのかもしれません。
今回の観察で、姿は見えなくても、私の存在が分かっていながらひっそり林の影に隠れている・・・そんな気になりました。

また、次の気配を消す宿題をもらったようです(笑)

ヤマセミだけでは写真が寂しかったのでその間に見たカワセミのダイブを入れました

翌日の菊池渓谷につづく・・・



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この記事へのコメント
おひさしデス。

ヤマセミ、見られましたか。うらやましいかぎりです。

それにカワセミのダイブまであるっ!

カワセミは秋になって2度ほど見ました。去年からは10回以上見ているんですが、ダイブは見たことありません。

いつもカワセミに気づかずカヤックで近くまで行ってはカワセミが岩場または藪から飛び出して、流れに沿って先の藪とか岩にとまるのを見てるばかりです。

そっと見つけてじっと観察すればこういうシーンも見られるんですね。

かといってワタシの遊びのスタイルではそれはむずかしそうですし(ーー;

いいものをみさせていただきました。
Posted by そると at 2006年12月06日 00:03
そるとさん こんばんは

カワセミのダイブはこの場所で何度と無く見ることが出来ました。
初めはカワセミのダイブを手持ちで撮って、どうしてもレンズで追いかけるので良く撮れませんでしたが、飛び込みそうなカワセミを発見して、この辺?と予想して置きピンでカワセミの動きを観察しながらリモコンでシャッターを切りました。
ピンボケですが何とか雰囲気だけ伝わりましたでしょうか・・・

ヤマセミはきっとそるとさんの遊びのポイントに居るでしょうね!
林の奥からヤッホゥ~を見ているでしょう(笑)
Posted by fukurou at 2006年12月06日 00:15
おはようございます、guitarbirdです

今年もヤマセミはよく見られないままいなくなってしまいました。
Posted by guitarbird at 2006年12月06日 08:23
おはようございますjuiceです。

コリャ、テンション上がりますね~。カワセミだけでも、テンションが上がるのに!ヤマセミまで!でも、結構生活に密着した所なんですね。(笑)オイラが最近カワセミを見る所も散歩の人とか結構通るので、せっかく来たカワセミが逃げちゃったりします。案外身近にっての同感です。ヤマセミは、一度見たような気?がするのですが、それが、ヤマセミだと確信できないのは、予想外に大きい鳥で、ファインダーの液晶の中で探してるうちに、気が付くと遠くに飛んでってしまったからです。う~ん、何時かまたチャンスが来ると良いのですが・・・・・。
Posted by juice at 2006年12月06日 08:35
こんにちは nanacatです

ヤマセミの画像は初めてみました。
頭の飾りがおしゃれですね(^^)
そしてカワセミに比べて意外と大きいような・・・

ジッと息をころして、ヤマセミが動くのを待っているhukurouさんの鼓動が聞こえてきそうです。
思わぬ(?)コーヒータイムが良い結果をもたらした感じでしょうか。(^^)
Posted by nanacat at 2006年12月06日 15:12
こんにちは!
ヤマセミって初めて見ました。
頭がおしゃれな鳥さんですね~

軽トラックが来たときのfukurouさんの様子が何だか
想像できて笑ってしまいました(笑)
Posted by saki at 2006年12月06日 16:59
こんばんは。

楽しい時間の一部が垣間見えて楽しかったです。

さすがfukurouさん、置きピンで見事な写真です。
ヤマセミも意外と近くにいるということを感じさせてくれました。

ま、私は声を聞いてもいつも

「どこ、どこ?」

って聞くタイプですが。(笑)
先日もぎたばさんが来たときに

「ゴジュウカラがいますね」
といわれたのにぜんぜん自分では分かりませんでした。
慣れもあるのでしょうがセンスなのかもしれません。
Posted by 牛とろば at 2006年12月06日 18:59
こんばんは
カワセミだけでも羨ましいのにヤマセミまで、いい環境なんでしょうね。
写真をある程度撮ると、もっと違った角度やポーズで撮りたくなりますね。
自分が動くわけにはいかないから、鳥に動いて欲しいですが動かない、そして動いたと思ったら飛び立つなんてことになりますね。
生き物の写真は大変ですね。
Posted by ADIA at 2006年12月06日 21:11
guitarbirdさん こんばんは

そちらでは豊かな河川が多いのでヤマセミの個体数も多いのでしょうね。
本当は地元の、なるべく近くで見つけたいです。
・・・ヤマセミも冬になると雪の少ない場所へ移動するのですか?
Posted by fukurou at 2006年12月06日 22:04
juiceさん こんばんは

本当に・・・(笑)
地元の川でカワセミのこういう姿を見られると本当に嬉しくなりますよね!
でも、ここではヤマセミの気配がありましたから、片手間に写真を撮ったような感じでした(笑)

そう言いながら、出た来た野鳥は片っ端に・・・状態でしたが・・・^^;

ヤマセミは実際見ると、予想外の大きさです!
水面ダイブの音も どっぼ~ん だそうです。
Posted by fukurou at 2006年12月06日 22:13
nanacatさん こんばんは

ヤマセミの写真を検索すると、街中の電柱に止まっているのも見ました。
こういう写真を見るとヤマセミの性格が分からなくなります(笑)

九州では、よく海でも姿を現すそうです。
カワセミもそうですが、大きな河川が少ない九州ならではの適応の仕方だと思いました。

ヤマセミがダイブする時は、頭冠をピタリと閉じて一直線に急降下するそうです。

ドボ~ン!
Posted by fukurou at 2006年12月06日 22:34
sakiさん こんばんは

本当に!!

往復400km×2回=白の軽トラじゃ~ねぇ~

思わず声も出てしまいます(笑)
Posted by fukurou at 2006年12月06日 22:43
牛とろばさん こんばんは

鳥見に慣れた人が傍にいると、何で種が分かるの?って私も結構探鳥会で味わっています(笑)
ゴジュウカラが地元に生息しているのは羨ましいです。
折角なので見るのに慣れて楽しんで下さいね!

置きピンは初めて試してみましたが・・・野鳥の動きを予測するのが難しいです。
Posted by fukurou at 2006年12月06日 22:50
ADIAさん こんばんは

今回は本当に「ひねもすさん」の住まわれている周りの環境が羨ましかったです。
自分なら迷わず定点をかけます(笑)
このあとの菊池渓谷もまた・・・良かったんです。
Posted by fukurou at 2006年12月06日 22:54
こんにちは
>動きたいけど動けない
さっき迷彩姿の写真を見たばかりなので、吹きだしてしまいました。
近づきたい、他のアングル撮りたい・・・・そんな思いが伝わってきます。

ヤマセミのくつろいだ姿なんていいですね。
休憩のポーズは、たまたまでしょうか。ヨタカのようにとまってるんですね。
Posted by 白パンダ at 2006年12月07日 12:41
白パンダさん こんばんは

ヤマセミの休憩、結局は他のヤマセミが現れて休憩は終わったのですが、じっと観察をしようと決意してからは、私も横になりながら見続けていました。
何時間でもと覚悟を決めていたのですが・・・
私の所為でヤマセミの休息の時間を台無しにしなかったのが何よりでした。

ヨタカも見てみたいですね!
Posted by fukurou at 2006年12月07日 22:38
カワセミやヤマセミ、キレイですね~♪
読んでいて持久戦の様子にこちらも息を潜めてしまいます。(笑)

こういう邪魔な軽トラは大概の場合、悪いタイミングで現れるものです。(笑)
Posted by Chum88 at 2006年12月09日 15:28
chumさん こんにちは

こういう鳥見は初めての経験だったんですが、コーヒーを飲んだり、風景を眺めながら昼食をとったり、ちょとしたキャンプ気分で良かったです。
眠くなるとそのまま眠っても気持ちいいです(笑)

軽トラ・・・一番のタイミングでした(苦笑)
生活の場にお邪魔している訳ですから・・・と必死・・・(爆)
Posted by fukurou at 2006年12月09日 16:46
山セミは絵本のイラストでしか見た事が無かったので嬉しいです。
休憩のポーズがかわいいですね。
無常な軽トラの登場には驚きましたが、コーヒーブレイクで乗り切るのは
なんとなく余裕ですね(笑)
いつもfukurouさんてどんな風に鳥を見てるのかなと思っていましたが、
なるほど、今回はなんとなく具体的に観察してる様子も見られて楽しいです。

かわせみは川の宝石のようですね。
ほんとうにこんな風に飛び込むんだなあと、妙に感心してしまいました。
Posted by harry at 2006年12月10日 01:37
harryさん 返事が遅くなりました。

こういうスタイルで野鳥を観察したのは全く初めてです。
いつもは一脚をマサカリのように担ぎながら、双眼鏡で確認し、「あっ♪」で写真を撮ってます(笑)
ゆっくり注意深く歩いても、野鳥の方が敏感ですから殆んど気付く前に逃げていくのは実感していますよ。

キャンプとまではいきませんが、こういう風に川辺で静かに過す時間は気持ち良かったです。
Posted by fukurou at 2006年12月11日 22:30
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