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2006年08月16日

野鳥がいる風景

野鳥がいる風景


シギ、チドリの多くは、夏場の繁殖地である北極圏からオーストラリア、東南アジアへ移動し越冬するそうです。

その途中、羽を休める為に旅鳥あるいはその場所で越冬する冬鳥としてここ有明の海で見ることが出来るという事です。


野鳥がいる風景

これまでの自分の少ない経験から野鳥がたくさん集まってくる場所は自然が豊かな証拠だと感じています。


今回、初めて干潟の探鳥会に参加したわけですが、その少ない参加者(3名)の中に諫早の干潟に関係している方がいらっしゃいました。

諫早干拓のギロチン以来、当然ながら有明海でも本当に有数の渡りの中継地として存在していた自然が壊され、、「今ではもう無残なものです」とぼやいていらっしゃいました。

野鳥がいる風景

その方から頂いた資料によると

有明海の面積は東京湾より大きく、平均水深も有明海(20m)、東京湾(45m)と浅く
陸地(河川)からの豊富な栄養分の供給と太陽の恵みによって、この豊かな干潟が形成されていて
その面積は全国の干潟の4割に相当するとの事です。


以前のもっと豊かだった有明海、諫早湾の干潟を知らない自分としては、それでも充分豊かな自然に見えてしまいます。

何せこれまで見てきた野鳥の数より、この日一日で見た野鳥の数が多い気がした程でしたから・・・(笑)

野鳥がいる風景

リーダーの方が力説されていたのは、こういう光景を見れるのはとても贅沢なこと

有明海周辺に住んでいると日常のような風景なので実感が湧かないのですが

こうして沢山の野鳥を一時に目の当たりにすると本当に実感として良く分かり胸に沁みました!

まだ、渡りは始まったばかりです。
大潮の満潮時を調べて、その時間に合わせてお近くにお住まいの方は是非一度実感しに行ってみませんか!



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この記事へのコメント
こんばんわ、guitarbirdです

札幌の近くにはないんですよね、規模が大きい干潟が。
鵡川河口が有名なようです。あと石狩川下流。
道内だと、風蓮湖、春国岱、コムケ湖、サロマ湖あたりがいいみたいです。
私がシギ・チドリがなかなか縁遠いのは、
札幌に住んでいるせいだと思ってます(笑)。
Posted by guitarbird at 2006年08月16日 19:12
こんばんは。
有明海、あのギロチンの前は、諫早市長田付近で
ムツゴロウのたくさんの姿を見ることができました。
今では、皆無です。

国営の干拓事業。
計画されたのは、数十年前のこと。
農地を増やすための計画でしたが、時代は変わり、いつの間にか水害を減らすためにと目的が変わりました。
その上、水害を減らすために今度は、本明川上流にダム建設の計画もあるようです。
行政のやることはいつも疑問を感じます。

海外では、干拓を中断して、湿地を復活させる動きもあるようです。
諫早湾、有明海の干潟を復活させて欲しいものです。
Posted by golfbaka at 2006年08月16日 19:24
guitarbirdさん こんばんは

自分もこの場所まで行くには2時間弱は覚悟しなければならず、頻繁には行けそうにありませんが、この場所のすばらしさを今回少しだけ分かったので近くを通る時には寄りたい場所になりました。
森が好きだというのは変わりませんが・・・(笑)
Posted by fukurou at 2006年08月16日 19:24
golfbakaさん こんばんは

以前の諫早湾をご存知なんですね。

野鳥を見るようになって本明川はよく通うようになりましたが、それでもまだ豊かな山々があるので自然の豊かさは残っている気がします。
まだ山が活きているので干拓を中断すれば自然の持つ力で再生は可能だと思います。
利権ばかりの公共事業は本当に嫌気が差します。
Posted by fukurou at 2006年08月16日 20:08
全国的に環境が変わっていく中、以前と比べればいろいろあると思いますが、現在この鳥たちの群れを見る限り自然は健康そうに見えますね。
人間が開発で破壊した自然も問題ですが、今温暖化は地球規模で深刻な影響を与え始めているようですね。
10年先、20年先どうなって行くのでしょうか。
Posted by ADIA at 2006年08月16日 20:51
ADIAさん こんばんは

地球温暖化の問題は、地球の歴史の時間からみるとほんの一瞬の時間しか猶予が無いようですね。
自然から人間が淘汰されないように、もっと自然から学ばなければと思います。
本当に身近な自然の観察の中でどんな変化が起きていくのか心配です。
Posted by fukurou at 2006年08月16日 21:24
こんばんは

いやぁ、いつもながらよく撮れていますね~。
鳥の形が綺麗にわかります。

鳥が来るのは、自然が豊かな場所、
なるほどその通りだと思います。
Posted by いつまでも野球少年 at 2006年08月16日 22:49
こんばんは
干潟と聞くと、名古屋港の藤前干潟がゴミの埋立地になりかけたことを思い出します。今ではラムサール条約に登録され国際的にも重要な干潟となりました。

今でも充分豊かだと感じられる干潟なら、昔の諫早湾の干潟はさぞかしすごかったのでしょうね。
Posted by 白パンダ at 2006年08月16日 22:53
いつまでも野球少年さん こんばんは

一枚目の写真で上の3羽の真ん中の鳥がした糞は分かりましたか(笑)
飛びながらする糞、初キャッチでした(笑)
決してゴミではありません。
Posted by fukurou at 2006年08月16日 23:04
白パンダさん こんばんは

昔の諫早湾の干潟は湾の最奥部にあり、最も渡り鳥が飛来していた所だったそうです。
ギロチンが計画された数十年前といえばバブルの頃でしょうか・・・。
そんな時代にラムサール条約など誰も鼻にも掛けなかったのでしょうね。

今の時代にギロチンの事業を始めるという計画が上がるとすると、とても実現しないでしょうね・・・。
Posted by fukurou at 2006年08月16日 23:27
こんばんは。

諫早は小さい頃、父親の友人が近くにいたので数回連れて行ってもらった覚えがあります。小さいカニやハゼのような魚、いつのまにかはるか遠くまでひいていく海。楽しかった記憶がぼやけながらも戻ってきました。有明はそのほかにも佐賀白石や筑後川河口、荒尾などたくさん遊んできました。
諫早はTVでしぶきを上げながらギロチンが落ちていく様子を見て悲しくなりました。そうやって部分的にはもう帰らないものとなり、周囲の水産にも影響を与えてしまいました。
帰ったときに有明海を見るとそれでもまだなお、自然は残っています。

いつか、筑後川か矢部川からあの海に漕ぎ出してみたいと思ってはいますが、まだ遠い先です。
Posted by そると at 2006年08月16日 23:58
パソコンがトラブってたのですが、ようやっと復旧しました(^-^)/
諫早湾の自然は、今ある条件のもとで生きられる生き物は、暮らしていけるけど、暮らせなくなったもののほうが多いんでしょうね。きっと。まだ引き返せるかもしれないけど、上流にダムができれば水量や水温が変わってしまうし、産卵のための遡上が断ち切られて、あゆやイワナも減ってしまうし、下流に砂や森の栄養分を補充する機能が止められてしまうので、大きく様変わりするでしょうね。ダムのことは、カヌーイストの野田知佑さんの本を読むといろいろ参考になりますよ。まぁ、ばかなお役人はぶん投げてしまえって書いてあるんですけどね(笑)
川や山はそこに住む人たちだけの問題として捉えられがちですが、地球温暖化はみんなの問題ですね。とりあえず自分の生活から見直さなきゃね(^_^;)
春夏秋冬が日本からなくなると風景撮りのあたしは困ってしまいまする〜
Posted by ひばんちゃん at 2006年08月17日 08:35
おはようございますjuiceです。

こんなに鳥がイッパイいるのは、カモメとカラスくらいしか見た事がありません!満潮の時間が良いってのは、意外でした。干潮の方が餌を捕食しやすいかな~って。ん?満潮になると岸際に寄ってくるって事でしょうか?う~ん、とにかく凄い。昔の風景を知らないし、知る事も出来ないのが残念です。

オイラは、自然?地球は、正直もうダメになると思ってるけど、みんながダメになるっていう事に気が付いて少しでも長い間、自然が守られ。オイラの考えが間違ってたって事になれば良いと思ってます。
Posted by juice at 2006年08月17日 09:03
おはようございます^^
諫早湾の干拓事業はすっかり意味を失っていたのに、それでも止められなかったのがほんとうに残念です。
当時、報道番組の特集をみては、怒りを覚えていました。
今、どうなっているのか、知らずにいましたが、それでも鳥は集まってきて居るのですね。
人はあまりにも傲慢で、他の動物に申し訳ないです。
ちょうど昨夜、温暖化のテレビ番組を見ていろいろ考えていたところです。
楽観的な私でも、さすがに地球環境のことを考えると沈んでしまいます。

気を取り直しまして...
一枚目の鳥はくちばしがおもしろいですね。
お食事に必要なんでしょうけど、こんなに長くて飛ぶのに邪魔じゃないのかな^^
Posted by harry at 2006年08月17日 09:17
こんばんわ クマゲラです

自然に対して人の手が入るというのは、いつもロクなことないな、という気がしています。しかも必要もないようなものになると・・
もちろん人の生活の上でやむ負えない開発もあるでしょう
むずかしいものです
私も山に入るときは、ほんとは遠くから眺めるだけだったら自然には一番なのだろうな、と思っていたりします。自然あっての人ですからね
 ・・鳥たちの飛ぶ姿はよいものです
Posted by slowkumagera at 2006年08月17日 18:08
そるとさん こんばんは

親しんできた筑後川、有明海はやはり気になるでしょうね。

自分も川から海までのカヤックの旅は一度は経験してみたいです。
進水式もまだですが・・・^^;
Posted by fukurou at 2006年08月17日 20:40
ひばんちゃん こんばんは

琵琶湖でもそうでしょうが、本当に絶滅が危惧されている小さな生物は殆んど世間の話題に上ることも無く絶滅しているのが現状ではないでしょうか。

世間のスポットが当たっている危惧種は数多くありますが、スポットを当てる事すら危ない種があるのも事実のようです。
琵琶湖の固有種、有明海の固有種、少しずつ知らないうちに消えていくのは何だか切ないですね。
Posted by fukurou at 2006年08月17日 20:59
juiceさん こんばんは

これからの季節は野鳥の渡りの季節です。
一度に沢山の群れを見れるチャンスがあります。
そちらではどうなんでしょうね。
こちらではシギ、チドリ類は勿論、猛禽類の渡りも楽しみです。
ネットで調べてみる価値有りですよ!
Posted by fukurou at 2006年08月17日 21:08
harryさん こんばんは

諫早の潮受け堤防の内側で見れる野鳥は本当に少なくなったと聞いています。
以前は冬鳥としてツルも飛来していたらしいですが、今ではニュースになってしまいます^^;

個別の野鳥についてはもう少し勉強して記事にしたいと・・・希望しています(笑)
長いクチバシで飛ぶ姿も馴染みの無い光景ですよね^^
Posted by fukurou at 2006年08月17日 21:16
クマゲラさん こんばんは

先日テレビで新幹線の話題がありました。

国の補助金を折角もらえるのに・・と長崎側の主張。
ルートの問題で衰退が予測される側との折り合いが着かず、長崎ルートが頓挫しているのです。

違う要素もありますが、数十年前の諫早干拓事業でも・・・また同じことをやっているのでしょうか。
貰えるものは貰わなきゃ~♪
そんな国と地方の関係が変わらないとダメみたいですね。
Posted by fukurou at 2006年08月17日 21:28
こんばんは

確かに黒いものが写っていますが、よく糞だと
わかりましたね~さすがです。
Posted by いつまでも野球少年 at 2006年08月17日 22:05
いつまでも野球少年さん こんばんは

元の画像が大きいのでパソコンで拡大して見ると分かります。
糞は消してもよかったのですが、面白い発見だったのでそのままにしました(笑)
Posted by fukurou at 2006年08月18日 00:15
昨日の新聞でシベリアの凍土が滅びつつあるのを知って愕然としてましたが、このような干拓事業であえて自然を破壊する行為は今後許してはいけませんね!
鳥の飛来がなくなるということや、干潟の生物の滅亡というだけの問題ではない、もっとグローバルな地球環境の問題があると思います。
Posted by Chum88 at 2006年08月18日 10:12
こんにちは

一旦壊してしまうと戻すのに何倍もの期間と努力が必要になるのは、理解している人のほうが多いと思いますがどうしても開発推進する方がいるのは悲しいことです。
収入格差が広がれば声の数より権力の強さがものを言う時代になるのもそう遠くはないかもしれません。
自分たちの子孫への伝えていくことを考えたら個人の資産なんてなんとちっぽけなものかということに気づく人はいないのでしょうか。
Posted by 牛とろば at 2006年08月18日 11:05
chumさん こんばんは

渡り鳥は、その移動距離の大きさから地球規模の環境変化、局地的な環境変化に敏感な反応をみせると聞いています。
鳥達の敏感な感受性を察知して、その背後にある自然環境の問題を考えていくのが、自分にとって一番合っているアプローチの仕方のように思っています。
自分は感情移入が出来ないと頭も働いてくれないので、困ったものです。
Posted by fukurou at 2006年08月18日 23:15
牛とろばさん こんばんは

実はこんな拙く、お堅い話題にこれだけコメントが届くとは思ってもいませんでした。
コメントの返事をしながら、話題の中心は諫早干拓でしたが、そのコメントの背景にある皆さんの身近な自然破壊に対する不安・・・そんなものが底辺にあるのでは?と感じています。

諫干はその象徴的なギロチンの映像で有名になりましたが、大なり小なり環境に負荷を与えないと生活出来ない社会があるのも事実だと思います。

今、自分が出来ることは、身近な自然を観察し続けて自然への関心を深めて行く事だと思っています。

そこから何が始まるか自分でも分かりませんが・・・。

沢山のコメントは本当に嬉しい出来事でした。 ありがとうございます。
Posted by fukurou at 2006年08月19日 22:20
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