青い鳥

fukurou

2007年01月11日 23:02

今日は遠出を予定してました。

でも何も遠出しなくても、身近な自然の中へ鳥達は長い旅をして来ているじゃないか・・・

そういう訳で今日は新しく観察ポイントにした岩屋山周辺を散策しました。


新しい場所はいつもより新鮮でドキドキ感も大きいです。

別に稲佐山でドキドキしない、というのではありません。
稲佐山は何十回となく同じルートを回ってますが、今でも生き物の生命感にドキドキしています。
少なくとも動物とかくれんぼしている・・・そんな感じはあるでしょう(笑)

散策といっても私は歩くのは好きではないので(笑)
今日は岩屋山中腹の駐車スペースへ通じる自然歩道の広い場所を探して車を止めました。

こんな感じです



このコンパクトなイスは、最近のお気に入りで姿勢を低くして野鳥を見続ける場所で使っています。
頑丈で、小さいのにゴツゴツ感もなく、小さな背もたれも充分使えて長時間座っていられます。ナチュサン、オセワニナッテマス

写真のようにして暫く座っていると森の中からざわざわと野鳥達が姿を現せてくれます。

自然道といってもそこは森の中、写真を撮るにはちょっと暗い場所で、うまく撮れません。
それでも、何とか撮れた前回撮れなかった黒い鳥

クロジ



見たとうり地味な鳥です。

暗い林の中、林床の笹薮などが茂った場所を好み、開けた場所へは滅多に出てこないようです。
私は見たことがありません。

中部以北の主に日本海側山地と北海道の針葉樹林で繁殖、冬は関西以西の丘陵地の常緑広葉樹林などに生息する(山渓フィールドブックス「野鳥」より)

稲佐山では少し開けた藪の中へ出てきても、警戒心が強くすぐに林の藪の中へ逃げられていました。
この場所は開けた林道でも充分暗いので、こうして警戒心を緩和してくれます。

私の姿はこのクロジから丸見えながら、迷彩のジャケットを着ているためかこちらに気付くことはなかったようです。
シャッター音には敏感に反応したので、写真は2カットだけしか撮れませんでした。

もちろん、私の心臓の音も気になっていました(笑)

harryさんも似たような野鳥と出合ってますが、harryさんどうでしょうか・・・。


続いて青い鳥

変わった地鳴きの声をした、すっきりした鳥が数度姿を見せてくれました。
その時点では何の鳥か分かっていません。

お腹が白いのと、脇が黄色いのが印象的でした。
何度か近くにも寄ってくれましたが、敏感にカメラを向けると驚くので写真には撮れませんでした。

地上近くの枝を渡り、たまに地面に降りて採食してます。
遠くの枝に止まったので、何とか識別できればと思い撮った写真です。



背中が青いのがお分かりでしょうか・・・

むふっ・・・青い鳥です。

正面から



この鳥の正体はルリビタキ

これだけはっきりした特長のある鳥は図鑑を見て迷うことがありません。

北海道、本州、四国の亜高山帯で繁殖、冬季は低山にも漂行する(山渓フィールドブックス「野鳥」より)

別の図鑑で、冬季は中部以南に移動とあるので間違いないと思います。

まさか、こんな身近な自然の中で見られる野鳥だとは・・・想像すらしていなかった鳥です!

フクロウは生息しているのが分かっているので、それを見る以上に嬉しい出来事かもしれません。
上手く写真に撮れなかったのは残念ですが、初めて出会う野鳥はいつもかなり慎重に近づくのでこんなものです。

明日、また行きます!
数えたくない誕生日、お祝いに写真に撮らせてくれるでしょうか(笑)
この場所に1時間あまりコーヒでも飲みながら居ると、口笛が聞こえてきました。

イカル?



いえいえ、オヤジさんが口笛を吹きながら散策中に歌っていたのです(笑)

しかし、オヤジさんが居なくなってもまた聞こえてきました。
今度は間違いなくイカルの声です。

ついにの記事以来、観察を続けています。
一度記事の場所と違う稲佐山の麓付近で声を確認。
そして、本日この岩屋山でも確認。
少しずつ発見した場所の点が増えてきています。
これからどういう展開になるのか楽しみです。

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