冬鳥情報(ルリビタキ)

fukurou

2007年12月02日 23:48

11月中旬にルリビタキを目視で確認していましたが、それ以来なかなか写真に撮れなかったのですが、ようやく今日それが出来ました。

それも普通ではありませんでした。
午前9時ごろから11時半までルリビタキの乱舞が続きました!

  

いつもなら出てきても一羽、鳴き声はあちらこちらから聞こえてましたが、写真に撮る隙も与えてくれません。
それが、何かの拍子でルリビタキのスイッチが入り、もう隠れているわけでもない私を無視してルリビタキ同士で追いかけっこです。



囀りがこの間ずっと聞こえています。
普通はこの時期さえずる事はないのですが、おそらく推測ですが新たなルリビタキがこの地へ越冬しにやってきた為に、縄張りを守るのに必死だったのではないかと・・・

雌が主に囀っています。
雄は地鳴きの声ですが、それに負けないくらい頻繁に鳴き続けていました。



あまり広いとは言えない40m程の場所に最低6羽、確かに野鳥が一冬越すには手狭かもしれません。
2~3羽がずっと激しく追いかけっこを繰り返していました。



何だか不思議な光景でしたが、それもこのルリビタキの自然な姿なんでしょう・・・
二時間半あまり、有り難くじっくり堪能しました(笑)

  

ルリビタキはこの場所では冬鳥、夏場は高山や北へ移動して繁殖します。
夏の青い鳥のオオルリと、冬場はこのルリビタキの観察と楽しい場所です。
本当に狭い場所ですが、素晴らしい自然環境なんだと越冬する鳥達が教えてくれます。




それにしても今日で一生分のルリビタキを見た気がしています(笑)

   

正面から

  

珍しいツーショットかろうじて・・・



セイタカアワダチソウにもよく止まります

  

本当に楽しい時間でした!
冬場は雌も雄も単独で縄張りを持つと云われるこのルリビタキ、きっと縄張りが安定するまで過渡期なんでしょうね。

ここでは年に数回、こういうルリビタキの乱舞が見られると、後でこの場所を精通している方からお聞きしました。
宝くじに当たる確率より少ないかも知れませんね(笑)


最後にまったりとしたアオジの写真を追加しました。



何かと忙しくなる年末、気分だけでもこのアオジに倣ってまったりと過したいものです。



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